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整形外科

 整形外科では運動器のあらゆる疾患と外傷の治療を行っています。

運動器とは骨・関節・筋肉・腱・背骨・脊髄・末梢神経などの肉体を支えて動かす組織の総称です。

 

 厚生労働省の調査によりますと(平成20年)、疾患別の医療施設受診数では筋骨格系疾患が最も多く、入院数でも循環器系疾患に次ぐ多さだそうです。

 当浜名地区でも高齢者の方の転倒外傷や脊椎関節障害、交通外傷、職場での労働災害、学童のスポーツ外傷などが絶えません。当地区では、ようやく運動器を専門に扱われるクリニックが増えつつありますが、手術や入院施設となりますと過疎地域と言わざるを得ません。

 

 当院でも平成18年7月に整形外科常勤医が皆無となって以来、地域の皆様には大変ご迷惑をおかけしていますが、平成24年4月から1名だけですが常勤医が毎日診療しています(金曜日だけは浜松医科大学からの非常勤医による外来診療となっています)。近隣の診療所の先生方と連携しながら、入院・手術の必要な患者様の治療を主体にした地域貢献を目指しています。麻酔科医や手術に加わる整形外科医が必要な場合は浜松医科大学をはじめ、近隣の勤務医の方々の応援を頼んで対応しています。

 

 もちろん一部都会のような明確な医師の棲み分けはありませんので、病院近辺の方々、当院の他科に定期的に通院を必要としている方々、疾患の特殊性で当院整形外科に通院して頂くべき方々、当院特有のリハビリテーション対象の方々へは、より良い外来治療を提供して行きます。

 

当科で対応可能な疾患・外傷は、

     四肢の骨折 (ただし開放骨折は対応困難な場合があります)

     四肢の関節外傷や障害 (膝・股関節の変形性関節症、人工関節手術が必要な状態、五十肩や腱板損傷など)

     脊椎疾患 (頸椎症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など)

     手の外傷 (ただし切断指の再接着や、重度の開放損傷は対応困難です)

     スポーツ障害や外傷 (膝の靱帯・軟骨損傷、スポーツに伴う腰痛、肩・肘の投球障害、足首足部の痛みなど)

     末梢神経障害(手根管症候群、尺骨神経麻痺など)

     骨粗鬆症関節リウマチなどの慢性疾患 

などで、各々リハビリテーションスタッフも対応しております。

 

 このように幅広く対応する体制にはありますが、対応困難な場合や患者様が希望される場合は、浜松市内あるいは豊橋市内の大学病院・基幹病院をご紹介させて頂きます。

 

 なお現状ではスタッフ数の関係で、夜間・休日の対応には自ずと限界があります。当直医の判断で翌日まで待てる状態でしたら、その場は応急処置でご帰宅頂いて翌日受診して頂くことになります。急を要する場合は、場合によっては二次救急に転送させて頂く可能性がありますのでご了承下さい。特に高齢者に多い大腿骨近位部骨折に関しましては、静岡県西部広域地域連携パスに参画して地域の皆様への貢献を目指しています。

(文責)杉谷繁樹 平成29年5月12日