禁煙外来
外来の特徴
2006年4月より、医療保険を使った禁煙治療が可能となり、同年7月より、当院でも禁煙治療を開始しています。2009年4月からは専門外来を設け、看護師による介入をさらに充実させた禁煙治療プログラムに沿って診療しています。
現在は、水曜日午後に完全予約制で診療にあたっており、患者さまをお待たせすることがないように努めています。
現在は、水曜日午後に完全予約制で診療にあたっており、患者さまをお待たせすることがないように努めています。
対象疾患
ニコチン依存症
以下の4つの条件を満たすと、保険適用の禁煙治療対象者となります。(保険を使わない、自費での治療も可能です。)
※2:ブリンクマン指数=(1日当たりの喫煙本数)×(喫煙年数)
- 直ちに禁煙しようと考えていること
- ニコチン依存症スクリーニングテスト ※1によりニコチン依存症と診断されていること
- ブリンクマン指数 ※2が200以上であること
- 禁煙治療を受けることを文書により同意していること
※2:ブリンクマン指数=(1日当たりの喫煙本数)×(喫煙年数)
禁煙治療プログラム
当院ではニコチンパッチ(貼付剤)、あるいはバレニクリン(内服薬)を用いて禁煙治療を行います。もちろん、薬剤を使用せずカウンセリング中心の治療を受けることも可能です。基本的には、通院5回、計12週間のプログラムになります。
受診時の内容は、看護師との面談、主治医との治療方針の確認などです。ただし、初回はプログラムや治療方法の説明、ビデオ講習などで1時間ほどかかります。
受診時の内容は、看護師との面談、主治医との治療方針の確認などです。ただし、初回はプログラムや治療方法の説明、ビデオ講習などで1時間ほどかかります。
その他
禁煙できないのは、環境や意思の弱さが原因ではなく、「ニコチン依存症」という病気のためです。喫煙は肺の生活習慣病といわれる慢性閉塞性肺疾患(COPD)、各種がん、虚血性疾患などの危険性を高めます。「受動喫煙」という言葉をご存知ですか。タバコによる被害を受けるのはご自分だけではありません。お子さんやお孫さん、周囲の非喫煙者の健康も脅かしているのです。医師、看護師とともに、病気を治しましょう。