CT
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CTとは?
CT装置は、X線を使用して人体を撮影し、そのデータをコンピューターで画像解析して人体の輪切りの画像を出す検査装置です。脳出血、脳梗塞、肺、内臓疾患等、様々な病気の診断と治療のための検査装置として利用されています。
使用機器
52番撮影室
装置名 | CT装置 |
---|---|
型式 | Light Speed VCT |
メーカー | GEヘルスケア 社製 |
導入年 | 2009年 (2016年1月 VCTアップグレード済 内容:ソフトウェアバージョンアップ コンソール内部ホストコンピュータの交換) |
当院のCT装置はマルチスライスコンピューター断層撮影装置(MDCT)です。高分解能多列検出器の搭載により1回転の撮影で多数の画像を得ることができます。これにより従来の輪切り画像だけでなくタテ、ナナメ、ヨコといった任意の断面の画像や心臓の血管など、高分解能3D画像を短時間で撮影することが可能となりました。
検査方法・検査の流れ
CT検査の所要時間は検査部位や目的や条件によって異なりますが、単純撮影の場合、約5~10分程度、造影検査の場合は15分~30分程度になります。検査は下記の流れで行います。
- 担当技師がCT検査室へ案内し、検査内容の説明を行います。
- CT室内の更衣場所で検査着に着替えをお願いします。(検査部位・服装によっては着替えがない場合があります)
- CT検査台に横になって頂きます。技師が身体の位置や角度の調整を行います。
- CT撮影を開始します。呼吸の合図があるので息止めをお願いします。検査終了の合図があるまで動かないようにお願いします。
- 撮影終了になります。更衣場所での着替えをお願いします
検査当日の食事制限等について
事前に検査のために食事を摂らないように説明を受けた方は、検査前の食事を摂らないようにしてください。(午前中の検査の方は朝食を、午後の検査の方は昼食を摂らないでください。)ただし、検査1時間前までに水やお茶などの水分は飲んでいただいて構いません。(牛乳などの乳製品は胃内で固まってしまう恐れがあるためお控え下さい)
特に指示のない場合は、通常通りに食事を摂ってください。
特に指示のない場合は、通常通りに食事を摂ってください。
撮影時の注意事項
服装について
検査部位によっては、ネックレスやピアスなどの貴金属類が検査の妨げになることがあるため、検査当日は、なるべく装身具などは身につけず、楽な服装にして下さい。
また、金属のついた下着や衣類がある場合、検査着に着替えて頂くことがあります。
また、金属のついた下着や衣類がある場合、検査着に着替えて頂くことがあります。
検査部位によっては外していただくもの
- アクセサリー(ピアス、ネックレス、ヘアピン、チョーカー、ブレスレット、指輪)
- 衣類についている金属(ベルト、ファスナー、ホック、ボタン、リベット、アイレット)
- 財布、携帯電話、補聴器、使い捨てカイロ、エレキバン、腕時計
- ウィッグ(かつら)、入れ歯、ジーラスタポッド、リブレ
造影剤を用いた検査に関しての注意事項
CT造影検査について
CT造影検査は、ヨード造影剤を腕の静脈から注入することで、病気についての情報量が増えてより正確な診断や治療に役立つ検査です。造影検査では、食事を控えていただきます。ただし、検査1時間前までに水やお茶などは飲んでいただいても構いません。
造影剤の副作用について
ヨード造影剤は、基本的に安全な薬剤とされています。しかしながら、他の薬剤と同様で次のような副作用が起きることが報告されています。
〇軽い副作用:吐き気、動悸、かゆみ、頭痛、くしゃみなど
このような症状は、比較的早期に症状が治まります。(20人に1 人:5.0%以下)
〇重い副作用:低血圧ショック、呼吸停止、心停止、腎不全など
このような症状の場合は、すぐに適切な処置を行いますが、場合によっては入院による集中治療を要します。(2.5万人に1 人:0.004%以下)
また、死亡した例(40万人に1人程度)もあると報告されています。
〇遅発性副作用:CT 造影検査後1時間から数日の間に軽い頭痛、吐き気、発疹、かゆみ等の症状が現れる事があります。上記のような症状や他に何か異常を感じた方は速やかに受診するか、主治医(夜間休日の場合は救急外来の医師)に連絡をしてください。
〇血管外漏出:静脈からヨード造影剤を注入しますが、注入中に血管外に漏れてしまう場合があり、場合によっては注射針の刺し直しを行う事があります。
ヨード造影剤が血管外に漏出した場合は、その部位に腫れや痛みを伴う事もあります。
漏出したヨード造影剤は、基本的には体内に吸収されるため心配はありませんが、漏出した量や部位によっては、処置が必要な場合があります。
このような症状は、比較的早期に症状が治まります。(20人に1 人:5.0%以下)
〇重い副作用:低血圧ショック、呼吸停止、心停止、腎不全など
このような症状の場合は、すぐに適切な処置を行いますが、場合によっては入院による集中治療を要します。(2.5万人に1 人:0.004%以下)
また、死亡した例(40万人に1人程度)もあると報告されています。
〇遅発性副作用:CT 造影検査後1時間から数日の間に軽い頭痛、吐き気、発疹、かゆみ等の症状が現れる事があります。上記のような症状や他に何か異常を感じた方は速やかに受診するか、主治医(夜間休日の場合は救急外来の医師)に連絡をしてください。
〇血管外漏出:静脈からヨード造影剤を注入しますが、注入中に血管外に漏れてしまう場合があり、場合によっては注射針の刺し直しを行う事があります。
ヨード造影剤が血管外に漏出した場合は、その部位に腫れや痛みを伴う事もあります。
漏出したヨード造影剤は、基本的には体内に吸収されるため心配はありませんが、漏出した量や部位によっては、処置が必要な場合があります。
ヨード造影剤使用禁忌事項について
以下のようなヨード造影剤使用禁忌事項に該当する方は、ヨード造影剤は使用しません。
〇ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴がある方
〇重篤な甲状腺疾患のある方
〇ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴がある方
〇重篤な甲状腺疾患のある方
原則禁忌事項について
以下に該当する方は、ヨード造影剤の副作用の発生頻度が高くなると報告されています。
医師と相談の上、造影検査を受けてください。
医師と相談の上、造影検査を受けてください。
- 今までにヨード造影剤使用した後に血圧低下、呼吸困難、著明な蕁麻疹、顔面/咽頭浮腫をおこした事がある方
- 気管支喘息の治療中もしくは既往歴がある方
- 腎臓の機能が悪い方
- 重篤な心疾患がある方
- 重篤な肝疾患がある方
- マクログロブリン血症がある方
- 多発性骨髄腫がある方
- テタニーがある方
- 褐色細胞腫がある方
- 他の薬剤でアレルギーがある方
その他注意が必要な場合
以下に該当する方は、造影検査時に注意が必要となりますので、医師と相談の上、造影検査を受けてください。
〇ビグアナイド系高血糖降下剤(糖尿病薬)を内服中の方
薬の種類(メトグルコ、メトホルミン、グリコランなど)や腎臓機能の状態によっては、造影検査日の前後2日間の休薬が必要です。(休薬期間は医師から指示があります)
〇妊娠中の方
ヨード造影剤使用の有無に関わらず原則検査は行いません。
〇授乳中の方
ヨード造影剤使用後は母乳中に造影剤が含まれている場合があるので、検査後24時間は授乳を控えるようにお願いします。
〇ビグアナイド系高血糖降下剤(糖尿病薬)を内服中の方
薬の種類(メトグルコ、メトホルミン、グリコランなど)や腎臓機能の状態によっては、造影検査日の前後2日間の休薬が必要です。(休薬期間は医師から指示があります)
〇妊娠中の方
ヨード造影剤使用の有無に関わらず原則検査は行いません。
〇授乳中の方
ヨード造影剤使用後は母乳中に造影剤が含まれている場合があるので、検査後24時間は授乳を控えるようにお願いします。
検査後
造影剤はほとんど尿と一緒に排泄されますので、検査後は水分(水やお茶、ジュースなど)を多めに摂るようにしてください。なお、医師から水分制限・食事療法等の指導をされている方や他の検査の予定がある方はその指示に従ってください。
その他
CT装置の寝台に仰向けに寝て検査を受けていただきます。検査中は身体の力を抜いてリラックスしてください。胸部や腹部の検査では呼吸による身体の動きをなくすため、数秒間、息止めをしていただきます。「息を吸って止めてください」と言うアナウンスがあるので指示に従ってください。また、CT装置にはマイクがついていますので、検査中に気分が悪くなるなど、何か変わったことがあったら、我慢せずにすぐに伝えてください。