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診療科・部門

健診業務



健診業務について

当院の放射線科健診業務は病気の早期発見のため精密検査及びドックを行っています。検査内容としては肺がん検診のため胸部レントゲン・胸部CT、胃がん検診のための胃部レントゲン、乳がん検診のための乳房レントゲン、その他にも骨粗しょう症の検査として骨密度測定の検査やメタボリックシンドロームの検査としてメタボCT、脳ドックでの脳のMRIも行っています。こちらのページでは健診についての胸部レントゲン、胃部レントゲン、骨密度測定について簡易的に説明しています。CTや乳房レントゲン、MRIについてはそれぞれの専用ページをご参照下さい。

胸部レントゲン検査

一般撮影とは

「レントゲン検査」「X線撮影」と呼ばれる検査の総称です。一般撮影は人体に放射線(X線)を照射して、透過した放射線の強弱を画像化したものになります。健診では主に胸部X線撮影が行われます。胸部X線検査とは、胸部全体にX線を照射して、肺、縦隔、心臓などの異常を確認するための検査になります。胸部X線検査では、肺炎、肺結核、気胸、肺癌、胸水、心臓の拡大などが分かります。

胸部X線検査の検査方法

  1. 撮影台に胸をつけるように立っていただきます。
  2. 呼吸の合図を出すのでそれに合わせて息止めをしていただきます。
  3. 技師が画像を確認して良ければ終了となります。

撮影時の注意点

  • 金属、プラスチック、湿布、カイロは画像に写ってしまうため検査の前に外す必要があります。また、衣類についているプリントや装飾も写ってしまうことがあるためご自身の洋服で検査を受けられる場合には、無地のTシャツなどを着られることをお勧めします。
  • 妊娠の可能性のある方、妊娠中の方は検査を行うことが出来ません。

食事制限

検査当日の食事制限はありません。胃部レントゲンやエコーの検査、採血がある方はそちらの指示に従って下さい。

Q&A

Q

プラスチックや金属が写るとどうしてダメなのですか?

写り込んだプラスチックや金属が邪魔になり、小さな病気を見逃したり、正常な部分を病気と間違えてしまう可能性があるため、全て外して検査を行います。

胃部レントゲン検査

X線TV装置とは

X線を照射しながらモニターにて確認すると、リアルタイムで体内を観察することが出来ます。このような機能をもった装置のことをX線TV装置と言います。特に造影剤を使用することで消化管や血管の検査、治療に使用されています。健診では主に胃の検査を行います。バリウムという造影剤を飲んでいただくことで食道や胃を観察することが出来ます。この検査により食道がんや胃がん、ポリープ、胃潰瘍、胃炎などが分かります。

キャノンメディカルシステムズ株式会社 X線TV装置

胃部レントゲン検査の検査方法

  1. 撮影台に靴を脱いで立っていただきます。
  2. 最初に発泡剤を飲んで頂き、胃を膨らませます。
  3. 次にバリウムを飲みながら食道を観察します。
  4. その後、胃部の検査を行っていきます。
  5. 検査中は技師の指示に従い、体位変換や呼吸停止など行ってください。

撮影時の注意事項

  • 最初にお飲みいただく発泡剤でゲップをしたくなりますが、検査が終わるまでゲップは我慢してください。
  • バリウムを飲む際は急ぐ必要はありません。ご自身のペースでゆっくり飲んで下さい。
    検査が終了しましたら下剤をお渡しします。たくさんのお水と一緒に下剤をお飲み下さい。
  • 妊娠の可能性のある方、妊娠中の方は検査を行うことが出来ません。

検査当日の食事制限

前日の夜から絶飲食となります。

Q&A

Q

検査前は絶食しなければいけないのはなぜですか?

胃の中に食べ物が残っていると、その食べ物が邪魔になり胃の粘膜が見えなくなり、小さな病変を見つけられなくなってしまうためです。

乳房X線撮影(マンモグラフィ)

乳房を板で圧迫し、薄く伸ばした状態で撮影します。乳房を触っても、しこりがわからないようなタイプの乳がんを、石灰化という小さな病変として見つけることができます。

骨密度測定

骨密度測定装置とは

橈骨(腕)を測定するDXA装置です。橈骨は加齢による変形が少ないため高齢者の測定に適しています。皮質骨が主体の骨端部と海綿骨を多く含む遠位部を一回の走査で測定ができます。

検査方法

椅子に座った状態で利き腕と反対側の腕を装置の上に置き、X線を照射して骨密度の測定を行います。

撮影時の注意事項

  • 検査中は腕を動かさないでください。(約15秒程度)
  • 利き腕と反対側の腕を骨折などで手術されている場合は、正確な検査が出来ないため利き腕で検査を行う事があります。
  • 妊娠の可能性のある方、妊娠中の方は検査を行うことが出来ません。

Q&A

Q

利き腕で検査をしてはダメですか?

利き腕は日常で多く使われるため、骨への負担が大きくなり強化されている可能性があります。そのため、利き腕では通常の状態を反映しない可能性があり、普段使わない利き腕と反対の腕で検査を行います。